贈り分けのしかた
最近ではすっかり一般的になってきている、引き出物の「贈り分け」。
贈り分けのしかたに決まりはありません。ゲストが喜ぶ顔を想像しながら、引き出物を贈り分けしているカップルが多いようです。
分け方の基準を決めよう
贈り分けとは、ゲストを年代別や性別などでグループに分け、それぞれのグループに適した引き出物を選ぶ方法です。
色々なグループ分けが考えられますが、あまり細かく分けてしまっては大変です。細かく分けすぎると品物を選ぶことも、ゲストに間違えずに渡すことも困難になってしまいます。
以下のような基準で2~3パターンの引き出物を贈り分ける方が多いです。
■ゲストとの間柄で分ける
友人、会社の上司、親族といったカテゴリで引き出物を選ぶ方法です。友人にはカジュアルな生活用品を、会社の上司や親族には高級感のある食器類を、という分け方です。
■性別で分ける
男性・女性のカテゴリで引き出物を選ぶ方法です。男性には渋い伝統的な食器を、女性には華やかなブランド食器を、という分け方です。
■年齢層で分ける
年齢のカテゴリで引き出物を選ぶ方法です。若い世代のゲストにはカジュアルな生活用品を、年配のゲストには縁起ものや食器を、という分け方です。
■家族構成で分ける
未婚・既婚のカテゴリで引き出物を選ぶ方法です。未婚のゲストには一人で使えるおしゃれな生活用品を、既婚のゲストには家族や来客時にも使えるタオルセットを、という分け方です。
ゲストとの間柄で分けるのが一般的
ゼクシィ 結婚トレンド調査2021 調べによると、贈り分けをしたカップルへの調査では以下の結果が得られています。
この調査結果をみると、多くのカップルがゲストとの間柄による贈り分けを実施していることがわかります。少数派ではありますが、ゲストの好みに合わせて選んだという意見もありますね。
ゲストに喜んでもらうことは大事ですが、あまりこだわりすぎて疲れてしまわないよう、自分たちにできる方法で贈り分けをしてみましょう。
贈り分けの注意点
見た目で差が解らないようにしよう
贈り分けをする場合には、引き出物を入れる手提げ袋のサイズや色柄を揃えましょう。ゲストによって引き出物の大きさが違ったり、明らかに高級そうな袋に入っていては気になってしまいますよね。
中身が違っても、見た目ではわからないように配慮しましょう。
私の贈り分け体験談
私も自分の結婚式で、引き出物の贈り分けをしました。
私は北海道在住なので、引き出物はパウンドケーキ1点だけでした。北海道では会費制の結婚式なので、引き菓子だけを渡すのが一般的です。
私の場合、4種類の味のパウンドケーキを、ひとつの家族に同じ味のものが集まらないように贈り分けしました。
当時は「贈り分け」という言葉も知りませんでしたが、同じ味では食べ飽きてしまうと思い、結婚式場のウェディングプランナーさんにお願いして手配して頂きました。
ゲストの喜ぶ顔を考えて引き出物を選ぶと、自然と贈り分けをしてしまうものなのかもしれませんね。